落とし込みブログ
~落とし込みやらないときはこんな日々~
病の経過
闘病日記のようになってしまっていますが。

これも、僕の釣りに関係するものだし、この病に対してなかなか理解が進まないというか自分自身はじめての経験ですし(当たり前ですが)、綴っておくことも何かの役に立つかもしれないと記録も含めて書いてみています。


12月12日に某帝大病院での30日の放射線治療を終え、退院したものの、元の病院にその治療資料も持参して検査を受け、残りのやつを退治するべく1月22日に入院、その日にカテーテル肝動脈塞栓術治療。

去年8月に行った同治療に増してみぞおち付近の痛みがひどく、夜に気分が悪くて嘔吐。27日に無理矢理志願退院するまで、痛みは続く。熱も39度1分まで上がる。

まぁ、これは主治医も自分もある程度見越していたことでした。しかし、痛みは治まらず、何とか普通になったのは退院して10日後。
主治医に、肝臓は感じないはずなのに何故こんなに痛いのかを尋ねると、漏れた抗がん剤で横隔膜が炎症を起こしているからだと説明。


ま、それぐらいは効果があればどってことないと思っていたのですが、退院前に再度CTを撮った画像をみて驚きました。


抗がん剤は肝臓全体に行き渡っていて、抗がん剤が入ったがんはCTの造影剤によって星のように白く見えます…。

自分としては2~3個のそんなものが見えるのだろうと思っていたのですが。



しかし、なんと、肝臓全体が一つの宇宙としたら、その中に無数の小さな星がびっしりと隙間もわずかで光っているのでした。


何百…数え切れないほどの小さな白いそれ、全部がそれです。


わずかな期間のその進展に現実感が湧かず、もはやあっけにとられ、そのうち寒気がしてきましたが、それでも唖然…。


B型肝炎で癌になった人はこういう症状に進行するのかと尋ねながら、答えは分かっているのにと心の中で思うほど人ごとのようで。



もちろん主治医の反応は、
「いや、人それぞれで、一人として同じ症状は無いといってもいいです。」

つまり、主治医も対処療法しかないということです。


そして、
「誰かが、こうだったからアナタもきっとこうなる(とか、治る。など)」
とかの無責任な言葉は医者は決して口にしない。僕の経験から、現象と対策しか示さないことが殆どです。


ちょっと、がっかりしたから、こんな文章になってしまって申し訳ない。



でも、誰にも同じ症状はないということは、もう自分ですべてに立ち向かうしかないのですね。


「放射線治療は効果が出ています」
と、説明をされてそれにはホッ。もし効果がなかったらアウトだったからです。

今後の治療方法として3つを提示した主治医に言いました。

「私が立って、今のように動けることができるのなら、治療を続けます。」
(逆に言えば、それができないようになったとき、別な覚悟をしています。)


がんが見つかって最初の外科手術をしてから1年半。その間に入院外科・内科治療(含手術)4回。つまり計5回です。


それでも、家で普通に過ごすことができ、買い物、旅行、釣りと普通にできました。(さすがにこんな状態で仕事をしたいといっても雇用はないでしょうがね。)


かなり、心のトーンが落ちてしまったことは事実ですが、でも、また、動きます。


すべて含めて僕の人生です。


他の誰にも味わえない経験ができていると思うと、これからが楽しみでもあります。



カキとドライブ
牡蠣と一緒にドライブではなくて、カアチャンと一緒に糸島に牡蠣を食べに行きながらのドライブです。


最近、糸島は九州大学が移転したこともあわせて自然の中で共存志向も高まって注目度がすごいですね。

僕は昔から魚釣りに云っていたこともあって、今、とても注目の二見浦経由で西浦~野北~芥屋なんかをうろつき回っていました。

その頃は、海沿いの道は舗装も不十分でド田舎の海岸線だったのが、サーファー人気が少しずつ盛り上がり海岸通りは今や若者のおしゃれスポットとなり、洋風のレストランが並んでいます。


僕ら夫婦はそんなところにもたまに行くけど、大体が買い物。

つまんでご卵」で卵かけご飯を食べて、

急いで糸島半島の丁度真ん中ぐらいにある、津和崎のイオンの横、「伊都の四季」っていう直販店に一直線。
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ここは、お魚が安くて新鮮! 漁師持ち込みの魚しか売ってないから、時化のときには魚が少ないけれど、養殖魚はなし。
野菜もたくさん置いてあります。オススメですよ。

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以前は、数百メートル離れた「初」という地名の交差点の横に、直販店があったのがこちらに昇進したようです。


残念ながら時化のあと、魚は少ない。

ブリの内臓なんかも売ってます。これはあら炊きや鍋に入れると最高なんです!(300円)

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今回は、地ダコと小アジ、野菜いっぱいを買いました。


その後に船越で牡蠣を食べる予定ですが、僕の薬のタイミングの関係で、時間つぶしにうろつくことに。

またいちの塩」で塩プリンでも買おうかと。



ところが!

時代は急速に変わっていました。

なんと、ずいぶん手前に駐車場ができて、警備員が旗振っているではないですか。そして、

「すみませ~ん。駐車場いっぱいなんです。あれでしたら、横に有料駐車場があります。」

僕らは、閑散として無愛想に作業をしていた昔から行っているので、そこまでしてねーと、Uターン。


船越の牡蠣小屋

4~5件ある小屋の周りは車だらけ。小屋の前には10メートルほど行列が。

なんてこった。

でも、しばらく待って入り、牡蠣を食べました。やっぱり美味しかったですね。

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(カアチャンはビール片手に)
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(僕は牡蠣だけを ひたすら)

四月までやっているそうで、今期、もう一回こようかねと糸島をあとにしました。


歩く

退院して約1週間

治療の副作用か、少し動いたり、運転したりすると、頭痛がしてめまいがして、くたびれる。


こたつで過ごす毎日が続いて


…我慢ができなくなった。


入院前まで、プールで週に3度ほどは歩いたり泳いだりしていたので

1ヶ月あまりもまともに動いていなかったら体がダメになりそう。
(実際、ダメになったので入院したのだが…)

いや、筋肉がなくなりそうで。


気がついたら、玄関を出て、歩いていた。


夏までウオーキングをしていたいつもの道を短縮して。


やっぱり、気持ちがいい。

プールもいいが、室内で行ったり来たりより、外の散歩の方がやはりいい。


空気、風、太陽、雲、植物、…すべてが五感を刺激する。


夕方

生き返る感じがする。


まだまだ気力が湧いてこないが

こうして少しだけリハビリして、少しだけ近場で釣りができて、新しい年を迎えられると

いいかな。



正念パワー
東を見、西を眺めて過ごす毎日です。
  
山


1年あまりで4回の入院ラッシュなんだけど、今回の治療はこれまでの凄絶な痛みもなく、一日30分程度の放射線治療を毎日うけると、あとは次の日の治療まで時間を持て余すばかり。


ただ、今回の治療の成否はかなり重要!

肝臓の主要な血管が集まっている部分に癌が出来ていて、外科的や内科のカテーテルなど他の治療が出来ない場所だからそこを今回の治療で根絶出来ることが最重要。

一生分の運を集中させたいです。


だから、まずい病院食も必死で食べている。

散歩で体力の低下を防ぎ、

散歩


西や東を見ては、海、山、空のパワーを取り込んで、太陽・草木・大気・人・主に若い看護師さんなど触れるもの全てからもパワーをいだたこうと毎日拝んでいるのです。


よろしくお願いしますっ!ていう気持ちで。


おーい、目の前の赤灯台、白灯台防波堤にいる諸君もよろしくね~!

海



海はそこに
検査も治療もない日が今日から6日続く。

MRIとCTの画像を組み合わせて立体的な放射線照射の準備をするためらしい。

あの、長い針で他の臓器や骨にさわることなく肝臓の目的のピンポイントに金を差し込む施術からしてどうしてこんなことが出来るのかと、されている最中でも不思議でたまらなかった。

今や医学の進歩は常人には理解不能な領域にきている。
まぁ、昔から医術は理解不能だったろうな。

時間を持て余して大きな窓から外を眺める。

病棟から


病棟に両側が囲まれた隙間の向こうがわにくすんだ色の博多湾。対岸のように能古の島が横たわり、その横に、ポッンポッンと小机島か。

海は凪なのか、風は冷たいのか…。

空調でほんわかと暖かいこちら側からは分からない。

ほとんどが、ほぼ末期症状の高齢者ばかりの言わば癌病棟。
油断していると芯まで冒されそうなよどんだ空気しか漂っていない。


北西の風も、潮の香りも、波の音も、笑い声も…。


聞こえるのはため息や小さなひとり言や足音だけ。


おれは違うよ。
今でも笑っている。
また、あそこへ戻るからね。



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