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~落とし込みやらないときはこんな日々~
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愛用している、R社の夢幻海3.1mのガイドをSICに取り替えることにした。
詳しくは、チヌ落とし込みシルバーステージ21のガイド交換
  

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チョコの死
チョコが逝って10日経った。
10年前、長谷ダムに子どもと遊びに行ったとき、寒い中で車の下にふるえていた2匹の子犬。
我が子二人は
「飼いたい~。」
ってせがんだ。
「飼っても、お父さんお母さんは世話しないよ。二人がちゃんとお世話するなら飼っていいけど。」
と約束して連れて帰った。
 茶色い方の子犬は2年ほどして花火の音に驚いて、庭の柵を越え、首輪に付けていたひもでぶら下がってしまい死んだ。
息子はしばらく心臓マッサージをしたそうだが、手遅れだったという。

もう1匹のチョコは、子ども達二人が約束を守って、ずっと世話をした。
キャンプに行くときもいつも一緒だった。
僕が帰ると車の音で分かるらしく、ワンワンとほえて、おやつをねだった。

家族の一人だった。

それが、1月になって急に元気がなくなり、心配して病院に連れて行くと、腸にガンができて肺にも転移していると言うことだった。

何とか直らないかと病院に入院させたら、少し元気になった。
元気がなくなると入院をしたらまた元気になった。
体はやせ細って、骨と皮だけのような体だが、何とかなるかなと思っていた矢先、少し寒くなった夜、また、急に元気がなくなった。カアちゃんは、
「今朝は、散歩にも行ったし、ご飯は食べなかったけど、私が、竹輪をやると喜んで食べてたんだけど。」

僕は
「寒いからタイ。前もそうやったろ。入れてやろう」
と、子どもと玄関の中に抱きかかえて入れて、毛布を掛けてやった。
体の力もなく、元気なくこちらを向いて、また毛布に頭を横たえた姿を見ながら、もうだめかもしれんと思ったが、こいつのことだからもしかしたら回復するかも。

夜中の1時過ぎ、様子を見たら、こちらに弱々しく顔を向けた。
「よかけん、寝り。」
と、少しほっとしながら電気を消してこちらも寝たが、
朝、息絶えていた。まだ、少し暖かかった。
たぶん、夜明け前に逝ったのだろう。

10年間、家族を楽しませてくれた。

灯油を入れるとき、いつも、犬小屋から出てきて、すり寄るチョコが今日もいない。
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