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落とし込みブログ
~落とし込みやらないときはこんな日々~
待ちの釣り
落とし込みは攻めの釣り。


 僕の落とし込みは、特に、どこかにいるはずのチヌとの出会いを、どんどん歩いて求めていく釣り。


 しかし、そうでなくても、釣果が出ることがある落とし込み釣りもある。
 
 最近、過去を、ふり返ることが多くなってきて、そんな釣りをしている人の姿が浮かんでくる。



 まず、AMAの松下先生、名誉会長。
 ときどき、竿下にポンと餌を落としてしゃがみ込み、じっと竿先と糸を見つめている。

 まだ若かった僕は、
「そんなところにもチヌがいるんですか?」
と無粋に訪ねたことが2度ほどあった。
 70歳ごろの先生は、いつも黙っておられた。

 今は先生の心境が分かる気がする。



 そして、やはり70歳過ぎのTさん。
 波止の端、10mぐらいの範囲を転々とインターバルをとりながら落とし込む。
「チヌは、時間をおいたら、また回ってくるんよ。」
 そして、ときどき爆釣をする。

 こうも言っていた。
「自信をもって、信じて落とし込むこと。上と思ったら上を、底と思ったら徹底して自信をもって落とすこと。」



 N顧問。石鯛釣り師。そして、落とし込み釣りの開拓者。やはり、60歳過ぎ。
 
 でも、40歳代のころから、同じ場所でじっと釣って必ず掛ける。まるで石鯛釣りのようだと僕はいつも思う。
 餌は底から浮くか浮かないか。穂先をじっと見つめて、変化をとらえる。
 ときどきゆっくりと1mぐらい上げてまた落とす。
 そして良型が掛かる。



 Kさん。60歳過ぎ。
 新波止で、ヘチ前1mほどに落として、糸を張らず緩めずの状態で、手前に湧き込む潮で、餌が前にじわじわと寄ってくるように自然に転がす。
 人が釣れないときでも、釣れることがよくある。



 ある波止で出会った人。
 短竿を平行にして穂先をわずかに波止から出してじっとしている。
 餌は上層。
 「アタるンですか?アタリはどうやって分かるんですか?」
と聞くと、
 「アタりますよ。穂先がお辞儀をしたり、糸が揺れたりするので分かります。」



 
 落とし込みは待ちの釣りもある。

 
 チヌの回遊。チヌが近くにいることを信じている釣り。
 何十年という釣りを経験して、魚の習性を知り、会得したものがあるからこそできる釣りかな。

 
 まだ僕にはできない。
 でも、そういうこと分かってきた。
 落とし込みと言うものを始めてから24年目。 
 

 今年は、違う釣りができそうな気がするなぁ。




チヌ落とし込みシルバーステージ21
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博多湾の水温
このところ、天気が悪く、土日の釣りはあきらめていた。
朝、起きると、と言っても10時頃だけど、曇で風もあまりない。

気晴らしにアイナメでもと、12時頃、近くの護岸に行って、水槽で飼っていたモエビを垂らす。

なーんにもアタらない。
何にもなくても、竿を出すだけで気が晴れるもんだ。

昼休みが終わり、周りの仕事の車両が騒がしくなったので、やめた。

水温は9℃。水深は10mちょっとある。
大分や長崎と比べると3℃ほど低い。
昔、貯木場の水深4mぐらいの所を測ったら、なんと5℃だったことがある。
これはちょっとね。無理。

やっぱり、冬の博多湾にはチヌはいないのかなぁ。



チヌ落とし込みシルバーステージ21
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