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落とし込みブログ
~落とし込みやらないときはこんな日々~
文化的な忙しい一日
「沖防は確変状態が続いてますよ。」

しばらく博多沖防に行っておらず、沖防の様子知りたいけど、セイジくんにでも聞こうかな

そう思っていたところ、朝の8時にセイジくんの電話。

以心伝心というか、啐啄同機というか。


行きたい気持ちを抑えて、今日はまずビョウインに行って、車の点検に行って

その後、棟方志功展に行って、カラス貝を採りに行くという密度の高いスケジュールなのだ。



棟方志功展


結果的には全部消化をした。


先月福岡市博物館に葛飾北斎展に行ってその執念と緻密さに感嘆したのだが


棟方志功のその気迫の作品には言葉を失うものがあった。

葛飾北斎と同じ気迫を感じながらも
その作風は両極端にあるのではと思った。

といっても、昔から僕の心を揺さぶり続けていたのは 棟方のほうなんだけど。

倉敷までも行って見たぐらいだから。




いやいや、県立美術館のすぐそばには、海があり、チヌが泳ぎ、

そのまたちょっと先の沖防では、ルフィちゃんや、ヨシダくんが、今、竿を振っていると思いながらも


こういうふうに過ごすのもたまにはいいですな。




そう言えば、絵を見ていて

 「ほほーっ!!」

と思わず立ち止まって、しげしげと見たのが

谷崎潤一郎の詩をモチーフにした「ちぬの海」


「茅淳の海の鯛を思はず伊豆の海にとれたる鰹めしませ我妹」

(茅淳の海{大阪湾}の鯛はむろん最高だが伊豆の鰹だっておいしいよ。妹よ。)
てなことでしょうかね。
   (↓の作品中にあり)


やっぱり、僕は結果的には ちぬに惹かれるんだ。









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梅ちぎり
父親の様子を見に実家に帰った。

顔は少しやつれていたが、以前に増して元気のように感じてホッとした。

肺ガンの手術後は左肩下から脇の下にかけて袈裟掛けに刀で切られた痕のように大きかったが、
術後約10日ほどで傷口も黒くきれいに閉じていた。

自分の腫瘍の傷の癒え方とほぼ同じで、80歳にしては回復力あるようでやや安心。



80を越え、二人とも入れ替わりで癌の手術をしてあまり動けない両親の代わりに、

玄関口の古い梅の木にたわわに実っている梅の実を、雨の中採ってやった。

梅のみ


この実家を移り建てる前の実家から持ってきて植えた梅の木は、幹一面に苔が生え、立派な古木の様相だが
今年も杏のような大きな実をたくさんつけた。

半分もらってきた。

ジャムにでもしようかとウチのカアちゃん。


美味いのができるといいな。


新境地
7~8年前から、じわじわと心の中で何かが崩れつつあるのを感じていた。



胸をキュッと締め付けられるようなむなしさや絶望感に近いものを伴って。


それは、遅かれ早かれおそらく誰もがいつかは感じるものかもしれない。

何かに夢中になって、あるいは何かを成し遂げようと駆け続けて来た者がフッと覗き見るその先の空虚な世界なのかもしれない。


しかし、これは、真剣に突き詰めてはいけないことなのだ。



空を見て、地面を見て、風にそよぐ草の葉にしがみついているテントウ虫を見ながらにっこりとすれば、また元気が出るだろう?


今ある我(われ)が真の我。




宇宙や、せめて地球の歴史の視野から見れば、ただの一瞬にもならない存在である人間の、そのまたけし粒にもならない一つの人生だ。


楽しく、自然に生きればそれでよし。


チヌに飽きればサンバ・イカ


釣りに飽きればトレッキング? ビーチコーミング?



眠気が来る前の一人ごと。

でした。



あー眠い。
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