
自分の好きな釣り場に、激流が流れる場所が2つある。
鹿児島のS沖堤と長崎のS沖堤。
上層にチヌが浮いている場合は、ある程度軽い仕掛けでも通用する。
しかし、特に長崎の場合はほとんどが底。
6Bを付けても、7~8mの底に餌が着くまでに30mは流される。
上糸は潮流でものすごくフケてしまう。
そんな流れの時にこそチヌの活性が上がる。
しかも、底の起伏は3mほどにもなる。
大変難しいが、面白い。
その激流+荒い底をどうやって攻略するか
命題は難しい程、解く者を虜にして飽きさせない。
数学では様々な数学者が人生をかけて解明に取り組み、360年経ってようやく証明された定理があるという。
しかしながら、チヌは自然の生き物。
360年経っても100%確実に釣れる釣り方は解明されないのではないか。
それだけに、あーじゃないか、こーじゃないかと、焼酎をちびりちびり飲みながらニヤニヤする天真爛漫な落とし込みフリークの楽しい夜が続くのだ。
激流で荒い底なら、もっと重いオモリで、ドン、と底をとって上げ下げしていると活性が高いはずのチヌががぶっと喰うンじゃないか。
まぁ、そうかもしれない。それが一番単純な解決方法なんだろう。(僕もよくやる)
しかしながら、もっと喰いがよくなる方法はないんだろうかと、(なぜか釣り人はいつでもこうなんだが)チビリチビリやるわけである。
僕の知り合いに、同じことに数十年こうやって夜を過ごしている愛すべきクレイジーがいる。
そもそも、チヌはその底でどうしているのか。
じっと岩陰で餌が流れてくるのを待っているのか。そのとき潮上を向いているのか潮下を向いているのか。
それとも行ったり来たり泳ぎ回っているのか…なんて。
両方のチヌがいるのでは?と誰でも思うでしょ。僕もそう思う一人なんだけど。
大体、そんな場所は、潮が走らないと喰いが立たないことが殆ど。
では、そんなチヌに、どうしたらもっと喰わせることができるのかな。と、話題になった。
いろいろでました。
餌は、基本、カニ。
1. まず、単純な、重いオモリでドン。上げ下げ釣法(とでも言っておきましょう)
オモリは、鈎の近く(ダウンショットの下オモリ、あるいは鈎打ち、あるいはチモトに)
単純と言っても、理屈があります。
チヌは餌を追い食いする。これをまず前提で考えてます。
餌のそばに糸があると邪魔です。
グレのように下から上の餌を食う場合は餌先行で釣ればってことになるけど
チヌは上から餌を喰うって思っているから、糸が餌の近くにあると邪魔だろうって。
ヘチ釣りの場合は、糸が岸壁に沿って落ちればチヌは大体壁に沿って餌を追い、そんなに糸に煩わされないだろう。
沖から壁に向かって餌を送り込むスライド釣法、底釣りで沖に糸をフカせる(あるいは沖側に糸をたるませて餌を置く方法)もこのチヌの習性を前提とすると、糸の存在を可能な限り軽減する方法として有効ではないか。
だったら、重いオモリでドンでも、底で糸をたるませるといいのではないか。
竿下で(潮が速く横に流れるとどうしても餌は最後は竿下に来てしまう)糸を張ると、四方から来る魚にどの方向からでも糸が邪魔になる。
どうせなら、潮下にたるませて、潮下の魚には糸は邪魔だけど、他の3方の魚には邪魔にならないゾ、って。
それに、底で、しがみついたカニをはがしたとき、それまで張りきった糸はカニを潮下に跳ばす。
そのときだけは、餌先行となって、潮下にいたチヌが喰いやすくなる。 だろう。
2. オモリを鈎から数十センチ離して打ってみる。
この方法は、オモリをアンカーにしてその先の数十センチはほとんど横に漂うから潮上以外の3方からのチヌが喰いやすいのではないか。
ただ、それだと、オモリより上の糸は潮下にふけて流れるから、潮下の魚にも違和感与える。
横から来る魚も、糸が妙な曲がり方をしているので、警戒度が少し高まるのではないか。
3. オモリの段打ちはどうか
一番下の鈎近くは6B程でB~2B程度を2~3個、ハリスに段打ちする。
一番重いオモリを、鈎からどのくらい離して打つかが問題となる。
つまり、底取りができて、なおかつ、一番重いオモリより先は、流れで横になっているくらいが喰いやすいのではないかと考えているからだ。
アタリも分からないといけないから、大体、30~40cmほどだろうか。
そうすることで、ハリス部分は、まっすぐ程度の一本になって、餌の抵抗で餌はハリス部分の一番先に流れるだろう。
ハリスより上は、流れでフケても、チヌの邪魔にはそんなにならないだろう。
底取りは少し難しいかもしれないがアタリはわかりやすいかも。
少し底から餌を浮かして、流れに沿ってゆっくりと流していく釣りができるかもな。
…まだ、ダウンショットを30cmぐらいにしてみたらとか、いろいろでたのだけど…
結局、
1 が無難でいいのではないか、しかし、本当のところは実際に潜って見てみないと分からない。
2.3.も捨てがたいので、
試しにやってみるか。でした。
見えない海の中、数学より正解はいっぱいあるのかもね。
インドアフィッシング&アウトドアフィッシング。考えて、やってみる。
これが、ないかもしれない答えを探し求めるという僕たちの楽しみ方。
鹿児島のS沖堤と長崎のS沖堤。
上層にチヌが浮いている場合は、ある程度軽い仕掛けでも通用する。
しかし、特に長崎の場合はほとんどが底。
6Bを付けても、7~8mの底に餌が着くまでに30mは流される。
上糸は潮流でものすごくフケてしまう。
そんな流れの時にこそチヌの活性が上がる。
しかも、底の起伏は3mほどにもなる。
大変難しいが、面白い。
その激流+荒い底をどうやって攻略するか
命題は難しい程、解く者を虜にして飽きさせない。
数学では様々な数学者が人生をかけて解明に取り組み、360年経ってようやく証明された定理があるという。
しかしながら、チヌは自然の生き物。
360年経っても100%確実に釣れる釣り方は解明されないのではないか。
それだけに、あーじゃないか、こーじゃないかと、焼酎をちびりちびり飲みながらニヤニヤする天真爛漫な落とし込みフリークの楽しい夜が続くのだ。
激流で荒い底なら、もっと重いオモリで、ドン、と底をとって上げ下げしていると活性が高いはずのチヌががぶっと喰うンじゃないか。
まぁ、そうかもしれない。それが一番単純な解決方法なんだろう。(僕もよくやる)
しかしながら、もっと喰いがよくなる方法はないんだろうかと、(なぜか釣り人はいつでもこうなんだが)チビリチビリやるわけである。
僕の知り合いに、同じことに数十年こうやって夜を過ごしている愛すべきクレイジーがいる。
そもそも、チヌはその底でどうしているのか。
じっと岩陰で餌が流れてくるのを待っているのか。そのとき潮上を向いているのか潮下を向いているのか。
それとも行ったり来たり泳ぎ回っているのか…なんて。
両方のチヌがいるのでは?と誰でも思うでしょ。僕もそう思う一人なんだけど。
大体、そんな場所は、潮が走らないと喰いが立たないことが殆ど。
では、そんなチヌに、どうしたらもっと喰わせることができるのかな。と、話題になった。
いろいろでました。
餌は、基本、カニ。
1. まず、単純な、重いオモリでドン。上げ下げ釣法(とでも言っておきましょう)
オモリは、鈎の近く(ダウンショットの下オモリ、あるいは鈎打ち、あるいはチモトに)
単純と言っても、理屈があります。
チヌは餌を追い食いする。これをまず前提で考えてます。
餌のそばに糸があると邪魔です。
グレのように下から上の餌を食う場合は餌先行で釣ればってことになるけど
チヌは上から餌を喰うって思っているから、糸が餌の近くにあると邪魔だろうって。
ヘチ釣りの場合は、糸が岸壁に沿って落ちればチヌは大体壁に沿って餌を追い、そんなに糸に煩わされないだろう。
沖から壁に向かって餌を送り込むスライド釣法、底釣りで沖に糸をフカせる(あるいは沖側に糸をたるませて餌を置く方法)もこのチヌの習性を前提とすると、糸の存在を可能な限り軽減する方法として有効ではないか。
だったら、重いオモリでドンでも、底で糸をたるませるといいのではないか。
竿下で(潮が速く横に流れるとどうしても餌は最後は竿下に来てしまう)糸を張ると、四方から来る魚にどの方向からでも糸が邪魔になる。
どうせなら、潮下にたるませて、潮下の魚には糸は邪魔だけど、他の3方の魚には邪魔にならないゾ、って。
それに、底で、しがみついたカニをはがしたとき、それまで張りきった糸はカニを潮下に跳ばす。
そのときだけは、餌先行となって、潮下にいたチヌが喰いやすくなる。 だろう。
2. オモリを鈎から数十センチ離して打ってみる。
この方法は、オモリをアンカーにしてその先の数十センチはほとんど横に漂うから潮上以外の3方からのチヌが喰いやすいのではないか。
ただ、それだと、オモリより上の糸は潮下にふけて流れるから、潮下の魚にも違和感与える。
横から来る魚も、糸が妙な曲がり方をしているので、警戒度が少し高まるのではないか。
3. オモリの段打ちはどうか
一番下の鈎近くは6B程でB~2B程度を2~3個、ハリスに段打ちする。
一番重いオモリを、鈎からどのくらい離して打つかが問題となる。
つまり、底取りができて、なおかつ、一番重いオモリより先は、流れで横になっているくらいが喰いやすいのではないかと考えているからだ。
アタリも分からないといけないから、大体、30~40cmほどだろうか。
そうすることで、ハリス部分は、まっすぐ程度の一本になって、餌の抵抗で餌はハリス部分の一番先に流れるだろう。
ハリスより上は、流れでフケても、チヌの邪魔にはそんなにならないだろう。
底取りは少し難しいかもしれないがアタリはわかりやすいかも。
少し底から餌を浮かして、流れに沿ってゆっくりと流していく釣りができるかもな。
…まだ、ダウンショットを30cmぐらいにしてみたらとか、いろいろでたのだけど…
結局、
1 が無難でいいのではないか、しかし、本当のところは実際に潜って見てみないと分からない。
2.3.も捨てがたいので、
試しにやってみるか。でした。
見えない海の中、数学より正解はいっぱいあるのかもね。
インドアフィッシング&アウトドアフィッシング。考えて、やってみる。
これが、ないかもしれない答えを探し求めるという僕たちの楽しみ方。
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今年が皆様にとってよりいい年でありますよう
正月前から娘夫婦が帰ってきました。
正月は一緒に両親の実家に行き、東京から十数年ぶりに福岡の事業所が再建されたと配転になりめでたく帰ってきた弟とそのヨメさんと久しぶりの多人数の新年を迎えることができました。
2日は香椎宮に娘夫婦と4人で初詣
毎年恒例の福みくじを引くと 末吉。
みくじには末吉ながらいいことばかり書いてあり。
ゲンを担ぐのが釣り人と言うか僕の性分。
たった1枚のみくじにもなにやら希望がもてたのであります。

正月前から娘夫婦が帰ってきました。
正月は一緒に両親の実家に行き、東京から十数年ぶりに福岡の事業所が再建されたと配転になりめでたく帰ってきた弟とそのヨメさんと久しぶりの多人数の新年を迎えることができました。
2日は香椎宮に娘夫婦と4人で初詣
毎年恒例の福みくじを引くと 末吉。
みくじには末吉ながらいいことばかり書いてあり。
ゲンを担ぐのが釣り人と言うか僕の性分。
たった1枚のみくじにもなにやら希望がもてたのであります。


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