

いつも使っているリール
アルミのマミヤ
これもかなり古いリールだが,自分の手の一部のような存在となっている。
使い慣れるってことだろう。
最近,見直しているのが 写真の黒いフジリール。
足の部分が回転式になっている骨董品。
50年以上前,小学生のとき,ときどき僕をバイクに乗せて父親は鯉釣りに行った。
前日から芋を蒸かせてこねて用意していたダンゴ餌に吸い込み仕掛けバクダン鈎を埋め込み父は3~4本川に投げ込んで魚が掛かるまで僕と2人でじっと待っていた。
たまに大きなフナやコイが釣れた。
(当時の筑豊の川は炭鉱の石炭を洗った水が流れ込んで黒。ブラックリバーだったが,フナ・コイ・ナマズ・カマツカ…魚影は濃かった。)
その手製の竹竿にこのリールがついていたのを覚えている。
古い古いメイドインジャパン。
10年以上前になるか,そのリールを手に入れては軽量化と見栄えを兼ねて穴を開けて使っていたがどうもしっくり来なかったので仕舞っていた。
最近,また使うようになった。
必要に迫られて。
普通の落とし込み用リールを使ってのテトラや草が生えているところでの超前打ちで,リールから糸をさびきだして振り込むと
糸がテトラや草に引っかかってイライラ。
糸を出すのがそもそも面倒くさいし。
う~ん。
そこでこの回転式レトロが再び日の目を見ることに。
使いようで糸よれもどうにか解消できるようになった。
ベアリングが入っていないので回転はスムーズではないがそれに勝る機能性は捨てがたい。
古いものも使いようによっては案外イケルもんだ。
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