落とし込みブログ
~落とし込みやらないときはこんな日々~
エール
本気でやっている釣り人はその長い釣り人生の中で,僕の言葉で言えば「ノっている」時期。
そういうときが一度は訪れる。
心身が充実し,仕事や家庭も負担にならないというかうまくコントロールできて殆どの時間を釣りのことに集中できる時期だ。


それが1年なのか数年なのかはそれぞれ違うが,ある程度,釣技の基本が身につきだしてそういう時期を迎えた釣り人は,竿を出すと不思議なように釣果がでる。


落とし込み釣りで言えば,
他の人に釣果がないときも必ず最終的に釣れる。
自分が思ったところに落とし込むと不思議とアタリが出る。

この風でこの波・ウネリで,この潮で,どこにどんなふうに仕掛けを入れたらアタリが出るかを的確に見つけることができる。分かる。

あまり悩まずにそんなことが自然に判断できる。

全体を俯瞰(ふかん)でき,極部も詳細に見ることができる。



ノっているときとはそんなときで,第6感も伴い無理せずに集中力が研ぎ澄まされる。


釣技+α それが「ノり」



そんな経験がある人,たぶん多いと思う。



このノりの時期が訪れる条件としては,

1つ
◎本気で釣りに向き合っていること

常に釣りのことを考え,工夫・改善をめぐらして楽しんでいること。
様々な釣り場に積極的に行くやる気がみなぎっていること。

この,釣りへの気持ちがみなぎっていることが第一条件と思う。
適当に釣りをしようとしている人にはノリはまず訪れない。



2つ
◎体が丈夫なこと。

つまり若さ(壮年の鍛えられた若さであって不摂生の体ではない。)
歳をとると筋力・持続力・回復力が落ちる。

これはもはや抗えないことなので,やはり年齢的にある程度の若さは必要。

僕自身も若いときから内在していた病気は,若さで体自身が克服できていたのだけど,歳とともに病気の方が強くなり体を蝕むようになってきている。

若く健康であるということはそれだけで幸せなのです。



3つ
◎生活にある程度ゆとりがあること

 (プロアングラーや,特段,仕事をしなくてもいい金持ちはこの話からは除外。)
 仕事が楽,または順調なこと。家庭(生活)が順調なこと。
食べるに困るほど金銭的な困窮に至っていないこと。

こんなときはそうそうないが,たまには訪れる時期がある。釣りに集中できる。
 
 生活にゆとりがない時期も長い人生ではたびたび訪れる。そのときはじっと我慢。




さて,こんなことを書いたのは先日,2年ぶりにラブメイタ杯のスタッフとして,参加された皆さん方の様子を見ることができて,せんえつながら,このノリの条件を満たしていそうな方々の気を強く感じたから。

ホントに余計なことだけど,ついエールを送りたい気持ちになったのですね。





このノリの時期にどれだけのものを蓄えられるかでその後の釣りが変わってくると思う。
いいときはずっとは続かない。だから凝縮するように蓄える。

ノリの時期が過ぎてもその蓄えは芯となり凝縮されたものは少しずつ溶け出すが,それは芯を覆う霧のように,オーラのように拡散しながらも長い間漂う。

漂った霧が他のものと自然に混ざり合うように,ノった時期に蓄えた半端ないものほど様々な考えや釣技などとスムーズに融合し,しなやかで確かな釣技となる。


老年の釣り師がなお驚くような釣果をだすことを見ていると,たぶんそんなものではないだろうかと思う。



ノる釣りから極致が見えるまで。
僕自身は道半ばで。



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