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~落とし込みやらないときはこんな日々~
ゾーリンゲン
月に一度は、実家に行ってちょっとしたことをして帰って来る。

大体が、草刈りだが、90に近い両親ができなくなった力仕事や野良仕事が多い。

とは言っても、こちらもこの歳にしては情けないほど体力衰え、重篤な病持ち。

悲しいぐらいに役に立たなくなっている。

さらにまた、近々、再々入院することになっている。


その前にと思い機械を使って草刈りをして、
着替えに納屋に入ると、父親が昔使っていた釣り道具がタナに淋しく置いてあるのが否応なく目に付く。


その大体が過去の遺物程度の使えないものなので、いつもはちょいと目に入れては素通りするのだが


その日に限って無造作に置いてあるナイフを手に取った。


丁度、自分の魚を締めるナイフが古くなって来たからだろうか。


皮の鞘から抜くと刃はまださびていない。柄は鹿の角のようだし。



使えるかなと、父親に「くれ。」と言ってふと鞘の裏を見ると字が書いてある。

solingen-ura.jpg


s57.2.9… 買った日だな。昔の住所と名字、…妙なところで親父、几帳面なんよな。

カタカナで何か書いてある。読めない。

父親に、
「なんち書いとうとね?」(なんて書いてるのかね)
と尋ねると、その字を見て、

「うん?…ゾリゲン。」

何だか懐かしい響き。

昔、聞いたような。


刃の根元にもSolingen と彫り込みがある。



あー、ゾーリンゲン。


昔、カミソリのメーカーで聞いたんじゃなかったかな。


床屋のカミソリとか、ひげそりとかを言うときゾーリンゲンと言っていたかな。


なつかしい。


調べてみると、ドイツのゾーリンゲンという刃物の街の名だった。



ま、35年間、父親の元にあり、こうして久しぶりに日の目を見ることができたってわけか。


これから活躍してもらうように体を回復させて魚つりまっしょうね。

そう思って、ただシコシコと刃を研ぐのでした。


solingen.jpg



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コメント
この記事へのコメント
お久しぶり
病室からの返信で残念ですが
そちらはお元気でいらっしゃいますか?
僕の記事が少しでも何かを揺らすことができれば幸いです
仙台はもう寒いでしょう
2017/11/21 (火) 20:13:12 | URL | Vivian #f9t0qDf.[ 編集]
往年の名器
久しぶりに伺ってみました。

ドイツの刃物の本場ゾーリゲン。
家は床屋だったので、幼い頃から
その名前は聞かされていました。
ヘンケルも。

手元がスタッグ(鹿角)のゾーリゲン刃のナイフ。
今では手に入れるのが難しい逸品。

大切に 大切に末永く使われてください。
2017/11/20 (月) 09:52:09 | URL | 海楽勧子 #-[ 編集]
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