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落とし込みブログ
~落とし込みやらないときはこんな日々~
謹賀新年
誰にいうもなく、おめでとうございます。

今年も無事年が越せたことを喜び。
また、新しい年を迎えて家族が健康で、年賀を祝う仲間や知り合いがいることを感謝します。


昨日、車の中でラジオを聞いていると、小説のような語りが流れてきたので何気なく聞いているうちに、次第に引き込まれていった。
なんでこんな話を聞いているのか自分自身を不思議に思ったが、なぜか心にしみいる場面があった。
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病でもう、ほとんど寝たきりになり病院に入院している恩師を見舞った男が、ベットに横たわっている恩師に尋ねた。

「先生、一日だけ、病気もない若い頃のような体に戻れるとしたら何をしますか?」

恩師は、
「完璧な体か。…そうだね。
朝起きて、パンを焼きジュースを飲む。それから運動をする。そして、泳ぎに行って。…昼食は友達を呼んで、ワインを飲むかな。そしてレコードを聴く。夜は妻と食事にでも行くかな…。」

男はびっくりして言った
「先生。それはふつうの生活じゃないですか。」
男は、恩師が何かふつうでできないようなことをしたいと言うのだと思ったからだった。

恩師は答えた。
「そうだよ。ふつうの生活だよ。なんでもないふつうの生活をすることが一番幸せなすばらしいことなんだ。」

朝起きて寝るまで、平々凡々とふつうに生活をしていくこと。それが一番の幸せ。病気で余命もわずかな恩師だから、豪遊でもない、立派な家に住み贅沢な暮らしをするのでもない、ふつうの生活をし続けていくことがどれだけ幸せなことかを知っていたのです。

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次の日は、昼間から一人でビデオに取っていた渡哲也主演の「マグロ」という青森大間のドラマを観た。
よくできたドラマで、なぜか、ぼろぼろ涙を出しながら観た。

その中で、カアちゃん役の松阪慶子が言っていた言葉がキーワードだったが、前日のラジオの話とダブっていた。

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「朝がくると、朝日が昇る。夕方になると夕日が沈む。人生それだけで十分。
生きてるって単純なものだよ。」

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大金持ちでもない。かしこまった肩書きをもっているわけでもない。
朝日を拝み、夕日を眺め、家族、仲間近所と支え合い悲しみ合い笑い合う、日々の生活の中にこそ、生きるべき人生があるのを見失うなかれってささやかれたようだった。




チヌ落とし込みシルバーステージ21
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